チャイニーズポーカー遊び:台北:台湾旅行写真集
カード遊びをしたくなると集まる場所があります。興安街と遼寧街が交差付近で中山国中駅と南京東路駅の間にあります。オープンカフェーのお店が立ち並んでおり、ほとんど人がカード遊びに興じています。我々はルールも知らないし、興味もないので、散歩したり、プレイを覗き見しながら時間を潰していました。
ゲームはポーカーの一種とは判かりましたが、インターネットで調べてみると「チャイニーズポーカー」と言うことが判りました。直接、金銭のやり取りなどはなく、家庭麻雀、碁会所のように健全な雰囲気でした。
写真:チャイニーズポーカー遊び:台北
1.ポーカーの役
(1)ノーペア
(2)ワンペア (3)ツーペア (4)スリーカード (5)ストレート
(6)フラッシュ (7)フルハウス (8)フォーカード (9)ストレートフラッシュ
2.カードの強さ
(強)A>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2(弱)
3.カードのスート(種類)
ポーカーの強さにスペード、ダイヤなどのスートは関係しません。ただし7スタッドなどで最初にベットする人を決める時とか、席決めの時に同じ数字が配られた場合、(強)スペード>ハート>ダイヤ>クラブ(弱)の順で判断します。
4.ポーカーの勝ち負けの判断
1に書いた役の強いほうが勝ちです。問題は同じ役の場合で、これは以下のように判断します。
役を構成するカードをカードの強さで比較し、それが同じ時は、役以外のカードを上から比較していきます。 そして全て同じ場合のみ、引き分けとなります。
例外はストレートの比較で、5432AというストレートのAは最弱と考えます。
なお32AKQというようにKからA以降につながるストレートは認められません。
このゲームは52枚のカードを使用し1人に13枚づつ配るのでプレイヤーは4人までですが、5人の場合はディーラーの左隣が抜け番となります。
【プレイ方法】
各プレイヤーは配られた13枚を3枚・5枚・5枚の3つの組に分け、どの組もポーカーの役としてある程度強くなるようにします。ただし3枚の組は5枚の組より弱いように分けなくてはいけません。分けたら一番手前にもっとも強い5枚の組(Backという)を伏せて置き、ついでもう1つの5枚の組(Middleという)を向こう側に置き、3枚の組(Frontという)を一番向こうに置きます。なお、3枚の組にはストレートとフラッシュはありません。
全員が置き終わると、Frontのカードから順にオープンして各自の役を検討します。この役の強弱で勝敗が決定したら各自はスコアにしたがってチップをやりとりします。
【スコアのルール】
1.. 各プレイヤー相互に Back , Middle , Front を比較し、1ヶ所につき勝ち点1点を獲得します。全く同じ強さなら引き分けです。
つまり2ヶ所勝って1ヶ所負けなら2勝1敗で勝ち点1です。
2.. 以下の手役にはボーナス点があります。
ロイヤルストレートフラッシュ 5点
ストレートフラッシュ 4点
4カード 3点
Middleにフルハウス 1点
Frontに3カード 2点
3.. 上記の勝ち点と手役の得点を合計して最も多いプレイヤーに1点がボーナス(Overall
Pointという)としてもらえます。
以上のルールにより点数を計算し、プレイヤー相互に勝ち越し分、負け越し分のチップをやりとりします。
【注意点】
チャイニーズポーカーは3つの組に分ける作業の善し悪しで勝ち負けが大きく左右されます。基本戦略もありますが長くなるので割愛します。基本的なプレイとしては以下を守ることです。
a.. 手役があるなら、まずそれを優先する。
b.. 3組とも同じような強さにするよりも、1ヶ所でも集中して強い手を作る。
c.. 使用するカードは52枚しかないことを考慮する。自分の手に特定のカードが集まっていれば他の人にはそれが無い。つまり、AAKQJJとあれば、このJJは相当強い手ということになります。
d.. 平均的な手役を知ることです。Frontは33A、Middleは99XXのツーペア(Xは8以下)、BackはKJのフラッシュといわれます。
チャイニーズポーカーの起源は古いが最近復活した新しいゲームです。そのためプレイされる場所によりさまざまなローカルルールが存在します。プレイする場合はそこのルールを把握してからプレイすることです。
参考:AllGames http://www.h-eba.com/heba/gamble/poker.html#chinese