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広東料理は大きく分けて広州料理、順徳料理、潮州料理、東江料理（客家料理）の四大料理がある。 広東語である飲茶やワンタンが、英語でも日本語でもそのまま外来語として使われていることからも分かるように、中華料理の中では最も世界中に広まっている。フカヒレや燕の巣を始め、貝柱、カキ、ヒラメの干物など、海産の乾物のうま味をとりいれ、総じて薄味で、素材のうま味を生かす料理が多い。調味料として、基本として砂糖、塩、コショウ、醤油、米の醸造酒とスープを用い、ショウガ、ネギで風味を加え、油や水溶き片栗粉で照りを加える。他に食材に合わせて、オイスターソース、XO醤、魚醤、蝦醤、酢、ニンニク、腐乳、八角、豆鼓なども用いられる。 海鮮や米を多く使った料理がポピュラーで、麺類も米で作った「粉」（ライスヌードル）も一般的であるが、元来北方の料理である小麦粉の麺料理も多く、南北の食材を取り入れていることの表れでもある。 朝食として粥や油條（揚げパン）を食べる習慣は中国各地にあり、広東省でも見られるが、広東料理では、他に、朝食、茶請け、間食としての点心（飲茶 ヤムチャ）が発達していることが特筆される。点心は、間食として発展してきたが、広州でも茶館が独自に工夫を加えて提供するようになると、朝食として食べられるようになった。

主な広東料理

シュウマイ（燒賣） * ワンタン（雲呑） * 腸粉 * 叉焼 * 酢豚* ハトシ * 蛇スープ
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